日常の小さなことが、坐骨神経痛をやわらげるヒントになる

京都の北野天満宮近くで神経整体を専門に行う、「バンバンの整体」の女性院長のバンバンです。今日は坐骨神経痛をやわらげる大事なヒントについてお話しします。きっと役にたつ情報なので最後まで読んでくださいね。

坐骨神経痛、なんでこんなに長引くの?

病院で異常なし。でも痛みが消えない理由

坐骨神経痛は、レントゲンやMRIで異常が見つからなくても、痛みやしびれが続くことがあります。

なぜなら、神経の「興奮状態」や「過敏さ」が原因になっているケースが多いからです。画像での異常は見つからなくても、神経そのものが疲れたり、刺激を受けやすくなっていることがあります。

実際に「骨には異常がないと言われたけど、ずっとお尻や足が痛い」という50代女性が当院に来られました。神経の働きを整える施術を重ねるうちに、少しずつ痛みが和らぎ、「朝起きる時の痛みが楽になった」とおっしゃっていました。

見た目に異常がなくても、痛みには理由があります。あきらめないでくださいね。

神経は「敏感になりすぎる」と痛みが続くことも

坐骨神経痛は、神経が過敏になっていることで痛みが強く感じられる場合があります。

神経はストレスや疲労で敏感になりやすく、ちょっとした刺激でも「痛い」と感じやすくなるのです。特に慢性化した痛みは、この「神経の敏感さ」が関係していることが少なくありません

たとえば、「他の接骨院で、お尻や足をぐ強く揉んでもらっても痛みがよくなるどころか余計に悪化する」という方が当院に来院されました。その方に、赤ちゃんに触れるようなソフトなタッチで行う神経整体を行い、特に頭蓋へのアプローチを行うことで神経の過敏状態が落ち着き痛みが大幅に軽くなりなりました。

痛みを感じる神経の状態を整えることが、改善への第一歩です。

体だけでなく、心の緊張も関係している?

心の状態が体の痛みに影響を与えることは、よくあります。

不安や緊張が続くと、自律神経のバランスが崩れ、神経がさらに敏感になるからです。特に坐骨神経痛のように慢性化した痛みは、心のストレスとも深く関係していることが多いです。

「仕事や家事でずっと気が張っていた」と話す女性が、心の緊張をゆるめる習慣を取り入れることで、痛みの感じ方が変わってきたという例もあります。

体のケアと同じくらい、心をゆるめることも大切です。

実は身近な行動が、神経にやさしくできる

深く座らないイス、クッションの工夫でおしりの圧を減らす

日常で座る姿勢を少し工夫するだけで、坐骨神経への負担は減らせます。

イスに深く座ると、お尻の奥にある坐骨神経が圧迫されやすくなります。座る時間が長い方ほど、座り方にひと工夫したり、こまめに立ち上がるなど姿勢を変えることが重要です。

背中にクッションを当てて骨盤を支えたり、骨盤を立てて浅めに座り足の裏をしっかり床につける習慣をつけた方が「デスクワークが楽になった」と感じることも。

座る姿勢をほんの少し変えるだけで、神経へのストレスをやわらげることができます。

立ち仕事や家事の立ち姿勢が神経を圧迫している

足を突っ張らせお腹を突き出して立つクセが、坐骨神経痛に影響します。

お腹側の筋肉の力がぬけているので、腰からお尻にかけての負担が大きくなるため、お尻から太ももの神経を神経を刺激しやすい状態になります。だからこそ、立ち姿勢が大事になります。

当院では、立つ時に足首、膝、股関節を少し緩めて立ち、骨盤をやや後傾させる方法をおすすめしています。太極拳の基本的な立ち方に近い形です。実際に試された方は「1年間苦しんだ痛みから3週間で解放された」と感想をいただいています。

正しく体を使うことが、痛みの予防になります。

「ちゃんと座る」より「ラクに過ごす」ことが大事

良い姿勢にこだわりすぎると、逆に体がこわばって痛みが増すことがあります。

「姿勢を正さなきゃ」と思っていると、無意識に力が入り、筋肉が緊張しやすくなります。腰を過度に反り過ぎることで余計に痛みを作ってしまっている方がいます。大切なのは、無理なく“心地よく”いられることです

「正しい姿勢にしようとして余計に疲れていた」という方が、「ラクな姿勢を意識するようになってから、痛みが和らいだ」と話されていました。

無理に姿勢を作るのではなく、色々と重心の位置を変えてみて、ラクに過ごせる位置を自分で探すことが、体にとっていちばんやさしいのです。

からだと心がゆるむと、痛みも変わってくる

お風呂で緊張をゆるめるコツ

毎日のお風呂時間は、神経の緊張をゆるめる絶好のタイミングです。

温めることで血流が良くなり、神経もリラックスしやすくなります。また、お風呂の水圧も適度なマッサージ効果があり、「気持ちいい」と感じることで副交感神経が働き、痛みを感じにくくなります。

シャワー浴だった方が、お風呂にゆっくり入ることを習慣にして、「夜中の痛みで起きなくなった」と喜ばれていました。

お風呂は、体と心をやさしくゆるめてくれる自然なケア方法です。

「がんばらない日」をつくることの大切さ

がんばる日と、がんばらない日。その“メリハリ”が、体にとっては必要です。

痛みを抱えていると、「なんでダメなんだろう」「もっとちゃんとしなきゃ」と自分に厳しくなりがちです。でも、体が疲れすぎると、神経の回復も追いつきません。

1週間に1日は、仕事や家事を最低限にする“ゆるめ日”を作りましょう。自分が好きなこと、リラックスできる時間を意識的に確保することで、疲れの波を減らせるようになります。

がんばりすぎない選択が、体を守ってくれます。

「できないこと」より「できること」に目を向けてみる

痛みにとらわれると、「できないこと」ばかり気になってしまいます。

人は意識を向けたものに敏感になります。「痛い」「動けない」と考えるほど、神経はその情報を拾いやすくなるのです。逆に「これならできる」と気づくことが、神経の安心感につながります。

「散歩は無理だけど、家の中でストレッチならできた」など、少しのことでいいので「できること」や「良くなったこと」に目をむけてみましょう。

少しでも「できること」に目を向けることが、回復のきっかけになります。

坐骨神経痛に悩んでいた女性の声

おわりに|まずはひとつ、やさしい選択を

完璧じゃなくていい。日常の“ゆるめる工夫”を見つけよう

大事なのは、「ちゃんとやること」ではなく「やさしく続けられること」。

神経は、安心できる環境の中で回復していきます。だからこそ、「できる範囲で」「気持ちよく」が合言葉です。

朝起きたら白湯を飲む、深呼吸をしてみる、などまずは一つ、あなたが心地よいと感じることから始めてみてください。

あなたの体は、必ず変わる力を持っています

今の痛みが、ずっと続くわけではありません。

体には、本来“回復する力”が備わっています。その力を信じ、少しずつ整えていくことで、変化は必ず訪れます。

これまで多くの女性が当院に来院され、「こんなに変われるとは思わなかった」と笑顔を取り戻してこられました。

あなたの体も、きっと大丈夫。今日から、やさしい一歩を踏み出してみませんか。

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